このところの円安傾向について、日本では、「アベノミクスへの期待」と表現される。
しかし、いったい誰が期待しているのか……?
「日本への期待」とやらが本当にあるのか……?
期待しているのは日本人だけではないか……?
米国では昨年の安部政権の成立前から「長期政権にはならない」と予想している人もいた。
アメリカが本当に期待しているのは、中国や、インドの経済成長である。
それに、円安とは、基本的には通貨の価値が下がること。
つまり、今の円安は、阿部政権の失敗で円の破綻を警戒して、
ドル買い、ユーロ買いが進んでいるとも解釈できる。
アベノミクスで説得力のある経済政策が出なければ、「悪い円安」突入は確率が高さそう。
為替相場の流れだけで見ていると、具体的な(説得力のある)経済政策は4月以降だとか、選挙後だとかいってるゆとりはないと思う。
「期待」ではなく「破綻への警戒」だったら、
このままアベノミクスで説得力のある経済政策が3月までに出なければ、
ユーロやドルの買いは、さらに、進むかもしれない。
そうなったら、「円安、株高」は今だけ。
近いうちに「円安、株安、金利高」となる可能性のもある。
とにかく、世界的にも国内的にも説得力のある経済政策、産業の想像を!