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  • 第6回 国内の大手銀行すら損切りのために国債を売る

     昨年のギリシャ危機のさなかの2012年前半、東京三菱UFJ銀行は「日本国債の急落シナリオ」を想定した。国債が暴落した場合は、損をおさえるため国債を売る、というもの。
    それは数年後を想定したシナリオである(2月12日朝日新聞より)。

     日本国債は国内で所有しているため安全、と思われていたが、実際に国債の価値が急落すれば、国内の大手銀行ですら国債を売るのである。
      国債が大量に売られれば、その価値はさらに下がる。
     借金がGDPの200%近い日本国債は、暴落が始まれば、その速度は速いかもしれない。