特集
««記事一覧へ
  • 円高? 円安? 2012年のプロの予想は大バスレ!

    [わたしの売買ポイント:一端、撤退]

     日本の学者やプロ・トレーダーの今年初めの予想は、「前半は円高で、あとは円安」。
     予想をたてる人によって、多少の違いはあったが、全員が全員、大はずれ。
     今年は、ずーっと円高。
    それから一年。やっと、円安が進み始めている。
     ここぞとばかりにプロ・トレーダーたちは、
     「私はずっと円安になると言い続けてきた」と口をそろえる。
     一年もたっているのに、そんな言い方するんだ、この人たちは……。
     ひどいねー。
     さらに、ある証券会社解説者の年末予想は「リバトリで円高警戒」とか、「円安は材料出尽くし」らしい。
     こうした解説には、すっかり猜疑心をもたされたため、単純には信じられない。
     今年は円高で利益の出てない輸出関係の会社。リバトリしたくてもトル利益が少ない、と考えるのが無難。
     逆に、輸入関係の円売りなら多いかも……。
     はっきりいって、今の円安は唐突過ぎたから、個人投資家はドルや株を買えてない人が多いらしい。
     だから、証券会社としては年末も買うチャンスがあるという営業的で、いかにも島国根性的な予想をしたとしか思えない。
     事実、今日もどんどん円安に進む。

     こうなってくると、次の心配は、プロトレーダーがいうところの「悪い円安」。
     この予想というか、警告は無視できない。